独特な世界観が秀逸「雨降らしの森」いもあん著

寝不足で頭がぼーっとしてるけどちゃっかりブログは書く。

(昨日無能っぷりを発揮したせいです。詳しくは下のURL参照)

【続・未経験でライター】クラウドワークスで初めてのお仕事を終えた – ゆとりがーでん

時間があるからか、はたまた習慣化してきているからか。

理由は定かではありませんが、とりあえず、いい習慣です!

9月以降はしれっとおらんくなりそう!

それだけは避けたい。

今日ご紹介する漫画はこちらです。

「雨降らしの森」いもあん著

雨降らしの森?この世界で貴方と?(1) (BL★オトメチカ)

あらすじ

ある大雨の日、草木の司であるコルの前に、異世界から「迷い人」がやって来た。サラリーマン風の彼、榊が元の世界に帰るまで、コルは世話役として彼と共に暮らすことに。最初は榊が、早くこの世界に慣れるようにと手助けしていたコルだが、彼の事を知っていく内にどんどん榊を意識し始める。そして、榊も…。いつかは離れ離れになる二人の切ない想い、そして恋の行方は…!?

(Amazonより引用)

はい。今までご紹介してきたBL作家さんは有名も有名、芸人で言うなら明石家さんまさんやタモリさん、ダウンタウンさんとかを取り上げるようなもんでした。

でね、今回紹介する作家「いもあん」さんは、人気はありますが、今まで取り上げた方に比べると、たぶん発行部数とかは差があるでしょう。

世界観やキャラクターの持つ魅力など、トータルで考えるともうほんとかなりレベル高いです。初めて読んだとき、グッと心に響いた記憶がある。

すごく素敵な作家さんで、なんか私の拙い言葉で表現するのもなんだかなーって思っちゃうような、詩的な魅力がある方です。

あえて言うなら、「萌え転がり大興奮」っていう感じではなく、

「じわっと広がってポッと咲く」って感じの萌え。

言葉が不自由でつらい!

この雨降らの森でも、その魅力は変わらず。

過激なおせくしぃ描写があるわけでもなく、たんたんと物語が進んでいきます。

めちゃくちゃわかりやすいストーリー上の障壁とかはありません。お前病気かーい!突然死ぬんかーいとか、そういうことは一切ありません。

いつの間にできとったんかーい!好きのハードル低くね?同性への抵抗ないんか?っていう展開も、もちろんありません。

陳腐な盛り上げ方をせずとも、心動くストーリーを描けるいもあんさんの描写力は必見です。

ただ、一点。唯一の「これからポイント」が…(ど素人の私がこれから、っていうのも失礼な話だけど、ほんと唯一の惜しい点なんです)

絵がね、あんまりお上手ではない。

今のBL界は絵がうまいひとがざらッといます。ご本人に関する記載の部分でちらっと「美大で~」みたいなことを書かれている方も少なくないし、絵が魅力的な方がたくさんいます。

実際、BLって「萌え」がメインになりがちだから、どうしても視覚的に魅力的なものが人気が出がちです。

視覚的に魅力的っていうのは、好き嫌いがあるので決まった基準があるわけではないけど。ある程度のレベルっていうのは求められそうです。

実際私も骨格がーとか筋肉がーとか言ってるし。

どうしてもね、絵の持つ魅力のウェイトはでかい。

今は画力が高い人が多いもんだから、勝手に読み手の漫画の絵への期待値も上がってしまっている部分って大きいと思うんです。

この雨降らしの森を描かれた、いもあんさんは、その、あんまりうまくない。

うまくないんだけど、この方の描く作品は本当に沁みる。

上質な小説を読んだ後のような、言語化が難しい静かな昂ぶりを覚える。

読者に媚びるような、きゃぴきゃぴとしたキャラクターはいません。

お前男の皮かぶった女子じゃね?って思うような人物ではなく、ほんとしがない、疲れてて、脂が少し抜けてきている感じの等身大のキャラクターですです。

オブラートに包まずに言うと、枯れ始めたおっさんたちが静かにフフフってしてます。

おっさんのキャッキャ姿なんて見たかねーよと思われるかもしれませんが、違うんです。違うんですよ!

なんか萌える!尊いんだよ!

病気で死別するとか、くそ嫌な奴に邪魔されるとか、そういうわかりやすい障壁なんかないのに心動かされるんだよ!

わっかりやすいトラブルなんか入れなくても感動するストーリーなんです。それはきっといもあんさんが、キャラクターの思考や感情を丁寧に考えたうえで表現しているからこそではないでしょうか。

繊細な感情の機微が感じられる丁寧な描写が魅力なんです。ほんと、ちょっとした滝レベルに心洗われるから。

我が心のどぶ臭い部分がすっとなる。(そしてすぐどぶ臭くなる。これは致し方あるまい)

いもあんさんが、もし売れっ子作家さんたちと同じレベルの画力があれば、絶対に同じかそれ以上に売れる。だって面白いから。

無名ではないですよ。電子のコミックレンタルサービスではなかなかのレビュー数を誇っています。骨の髄まで腐りに腐られた、全国の諸先輩がたはきちんと目を付けられているようです。

ただ、人を選ぶ。絵がね!絵だけがね。人を選ばせる。

絵なんて関係ねぇ!ストーリーや感情の描写が素敵な漫画を読みてえんだって方にお勧めしたい「雨降らしの森」でした。

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